2025年7月上旬、島根県奥出雲町の国道沿いで目が覚めたら記憶喪失となっていた男性、自称「田中一」さん。
9月2日、”自分が身元を知りたい。知っている人がいたら教えてほしい”とテレビで呼びかけ、放送された翌日に情報が殺到。
それまでの二ヶ月間はどのようにして過ごしていたのか?
所持品や有力情報など、最新ニュースをお届けいたします。
目が覚めた当初の様子や所持品
7月上旬、島根県奥出雲町の国道沿いで気を失っていたのか?
目が覚めた時に何も記憶がなかった自称”田中一”さん。
目が覚めた時に異常な頭痛がして、とても起きていられず、またそこから体感で二日間ぐらい眠ってしまったそうです。
また、気を失ってしまったのかもしれません。
その時の所持品はケータイがなく、財布は空で貴重品は所持してなかったそうです。
所持していたのはタバコと、ポリ袋に入った謎の60万円。
また、そこにあったバッグはなぜか自分が持っていた物の感じがするとのことでした。
そのバッグは、長年使っていた物なのか?お気に入りだったのか?
おそらくですが、無意識レベルで感覚が記憶していたのでしょうね。
その後の田中さんの行動とは・・・?
その国道沿いにいても埒があかないと思った田中さんは、まずは自分が何者なのかを知るために行動を起こさないといけないと思い、行動し始めました。
まずはその所持金でキャンプ用品を買い、野宿しながら知り合いになった方々と話をするようになった田中さん。
最初はやはりなかなか遭遇しない出来事に、人々は怪奇そうな反応を示していたそうですが、そこで過ごしている姿や話す姿勢から伝わっていったのか、後にアドバイスをいただけるように。
「警察に相談するのは様子を見てからにしたほうが良い」と言われたこともあるそうで、すぐに届けることはしなかったそうです。
これには賛否両論あるのですが、まず安静に過ごして生活していく中で、記憶が戻っていくかもしれないので、それを優先したのではないでしょうか。
自分が何者で、過去どのように過ごしてきたのかも分からず、不安要素が多すぎる中で、いきなり警察に行くのを躊躇ったのかもしれません。
”記憶がなく、ポリ袋の60万円所持”という不可解な状態を、警察が信用してくれるのだろうか・・・?
力になってくれるのだろうか?怪しまれるのではないだろうか?
大袈裟にしてしまって良いものか?と思い、まずは様子を見ることにしたのでしょう。
その後テントで三週間ほど生活を送った田中さんですが、残念ながら断片的な記憶以外はなかなか戻りそうになく、8月に入り島根県警に相談。
しかし、顔や指紋などを調べても身元はわからなかったそうです・・・
謎が深まる断片的な記憶・・・
目が覚めた時は島根県にいた田中さんですが、断片的な記憶の一部だった大阪へ向かうことに。
しかし、道頓堀のグリコ看板を見ても何も思い出せなかったそうです。
さらに田中さんの身に予想もしなかったことが・・・
なんとカバンに入っていた身に覚えのないナイフの所持で逮捕され、10日間にわたって勾留されてしまったそうです。
ナイフは”持っている認識がなかった”という田中さん。
さらに謎は深まるばかり・・・
記憶喪失の事情を説明すると釈放されて、大阪のNPO法人「ぴあらいふ」が受け入れてくれてくれたことで、飲食店でアルバイトをしながら暮らすまでになった田中さんですが、まだ記憶は戻らないまま。
そこでとある行動に出た田中さん・・・
テレビ出演で情報提供
ケータイを持つことができなかった田中さんはSNSを使うこともできません。
そこでテレビで顔を出し出演して、情報提供してもらうことを決意した田中さん。
特徴的なモヒカンの髪型も、目が覚めた時のままにしていたそうです。
テレビ出演が物凄い効果だったようで、翌日には家族や同僚とみられる人から「都内在住の40代男性ではないか」というおよそ300件の情報がNPO法人「ぴあらいふ」に相次いで寄せられたとのこと。
田中さんご自身は「大きな前進になりました」と喜んでいるようです。
後日、NPO法人「ぴあらいふ」の担当者が取材に「親子とみられる方から連絡がありましたので、たぶん間違いないと思います」と答えたとのことでまずは一安心といったところでしょうか。
まとめ
謎がかなり多いのですが、今はご家族とも再会できているとのことです。
記憶がなくなってしまう原因は外部的と内部的要因様々ですが、まず病院に行き、いつか記憶が戻っていったとしても、新たにゆっくりとこれからの人生を歩んでいってほしいですね。
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